帰省とか。その1。
生まれ育ちは関東、東北で、更に自分のルーツを辿れば、九州の血もひいていたりするのですが、縁あって、二年ほど前からは北海道で暮らしています。
はじめの頃は色んなことに驚きもしましたが、今では、ともすれば根からの道民である同居人よりも、この大きな島の虜。
さて。
まだまだ記憶に新しいと思いますが、先日6日に起きた、北海道胆振東部地震。
私は調度、東北の実家に帰っていた時のことでした。
折角なら、北海道へ帰る前に二人で観光出来たらと思い、3日からは同居人さかまたさん(仮名)とホテル暮らしをしていて。
二泊で帰るつもりが、台風の影響で5日のフェリーが欠航になってしまって、そういうことならもう一泊していこうかと、呑気に観光をして、
美術館や遺跡を回ったり、ただただのんびり過ごしていました。
海を眺める同居人の図。
青森駅近くのこの海は、何故かあまり潮臭くないのです。普段は海を嫌うさかまたさんも、ここなら割と上機嫌。
そしてその夜、地震があって。
再びフェリー会社さんから、今日も時間通りには出航出来ないかもしれないという連絡を受けて、そわそわとしながらターミナルへ。
それでも、停電の影響なのか、普段とは入口こそ違ったものの、10〜20分程度の遅れだけで普通に出航してくれて、その時点では、とても安心していたのですが。
着いてすぐに、普段はとても静かな函館フェリーターミナル入口に、長蛇の列が出来ていることに驚き。
シャトルバスが出ているのかも確認出来ない状態だったので、取り急ぎ、タクシー会社へ連絡。
約10分後、来てくれたおじさまに、函館駅前に行きたいと伝えると、「駅?JRもバスもほとんど止まってるけど駅で良いの?」と言われ、困惑しながらも頷き、
道中、ほとんど明かりのついていない信号機、壊れて動かない踏切、真っ暗なコンビニを横目に、
ようやく駅へ着いてバスターミナルへ走れば、札幌行き、終日運休の貼り紙。
どうするの。